2012年12月09日「キリストを身にまとう」渡辺敏雄牧師

聖書箇所:ローマの信徒への手紙13章11~14節

説教要旨:
11節で「あなたがたは今がどんな時であるかを知っています」と言われています。
人それぞれに時の感じ方は違いますが、クリスチャンにとって共通する時の感じ方があります。
そのことをパウロは言っているのです。
それはどんな時であるのか。つまりキリストの降誕とキリストの再臨のときの中間時であるということです。
世はいろいろと今の時を定義しますが、それは究極的なものではありません。どれも正しいとは言えないものです。
誰にも共通する時が中間時であるということです。
さらにこの中間時においてキリストの再臨は近づいているということです。
「夜は更け、日は近づいた」(12節)のです。ですから私たちは目を覚まさねばならないのです。
目を覚ましてどうするのか。それはキリストを身にまとうのです。闇のわざ(酒宴と酩酊、淫乱と好色、争いとねたみ)を脱ぎ捨て、光の武具としてのキリストを着ることです。
キリストを身にまとうとき、私たちはキリストの品性をいただくのです。
キリストの品性ゆえに品位ある歩みとなるのです。
世の品位は上品であるとか高貴であるとかというイメージですが、クリスチャンの品位は、キリストを身にまとうことで得られるものなのです。
私たちはキリストの再臨のときまで、キリストを身にまとうものでありたい。