2013年09月22日「主に信頼する者」渡辺敏雄牧師

聖書箇所:エレミヤ書17章5~13節

説教要旨:
主に信頼する人と人間に信頼する人とが対比的に述べられています。
私たちの現実は大体その中間的な位置にあるのではないのでしょうか。
主に信頼すること50パーセント、人に信頼すること50パーセントとか、その割合は場合によって違うでしょうが、信頼において神か人かの折衷的なところがあるのではないでしょうか。
しかしそういう人は実は呪われた人であると厳しく言われているのです。
それはまたイスラエルの民の信仰の形でもありました。
彼らは主なる神を礼拝することを捨てたわけではありませんでした。
彼らは主なる神と並んで偶像を拝んだのです。私たちは人を偶像神として拝むことはないかもしれませんが、信頼するよりどころという点で似たり寄ったりであります。
私たちの人生において、毎日私たちは決断を要求されます。その決断をなすとき、何を根拠にして決めていくのかが問題となります。決める根拠が不確かでは私たちの歩みもまた不確かなものになります。誤った道を行くことにもなりかねません。
私たちは皆、人生において信頼に足る確かな地図を必要としているのです。
その地図は聖書です。神の御言葉です。
御言葉に信頼し、それに従うことが大切です。もっと言えば、御言葉そのものであるイエス・キリストに信頼し、キリストに従うことです。
そのような人は8節にあるように実を結びことができるのです。
なぜなら彼は生ける水の源であるイエス・キリストに根ざして生きているからです。