2010年12月19日「飼い葉桶の中に」渡辺敏雄牧師

聖書箇所:ルカによる福音書2章8~14節

説教要旨:
神の御子イエス・キリストは、生まれたとき、飼い葉桶の中に寝かされていました。
ここにクリスマスの秘儀があります。メシア(救い主)は、飼い葉桶の中にまで私たちとともにおられることが、神の御心でありました。それがクリスマスの出来事です。
私たちは、神のごとくならんと、神へと上昇しようといたします。でもそれは無駄な企てあります。
そのような者を打ち砕くのが神の御心であります。神の御心は飼い葉桶にまでへりくだることであります。飼い葉桶という神のへりくだりに神の栄光があるのです。
そしてその神のへりくだりと共に生きようとする人々に平和あれということがクリスマスのメッセージであります。
この世界には、権力者はじめ、多くの人の驕り高ぶりが満ち満ちています。平和は驕り高ぶり、傲慢な心からはやってきません。飼い葉桶の中の御子イエス・キリストの姿に平和の秘儀は潜んでいるのです。
私たちは飼い葉桶のメシア=イエス・キリストに合わせられて、へりくだって主が歩まれた道を共に歩んでいこうではありませんか。