2011年11月06日「終末の希望」渡辺敏雄牧師

聖書箇所:ヨハネの黙示録7章1-17節

説教要旨:
天使たちによって額に刻印を押された者たちの数が14万4千人であると記されています。
この数は象徴的な意味で言われているのであって、いかに多くの人々が刻印を押されるかを言わんとしているのです。そしてそれらの人たちは白い衣を身につけて神を賛美していたのですが、白い衣はキリストの十字架の血で洗って白くされたものであります。すべての罪が贖われた証拠であります。御国において私たちは罪を犯すことはなく、白い衣のままで神を賛美するのです。
そして白い衣は罪によって汚れることがないだけでなく、朽ちることのない衣であります。
朽ちることのない白い衣を着せられているということは言い換えれば、永遠の命をいただいているということであります。罪の支払う代価が死であるなら、その罪がすべて贖われるときは、死から私たちは自由にされるということです。すなわち永遠の命が与えられるのです。
そして御国においては、飢えること、渇くこともなく、どのような暑さを襲うことのないのです。
キリストご自身が私たちの牧者となり、命の水の泉へ導き、目から涙をことごとくぬぐわれるのです。
その喜びはどんなに大きいことでしょうか。人生には涙がつきものです。その流した涙はすべて神が拭い取ってくださる。御国では、もはや涙に満ちた人生の道を歩む必要はないのです。
私たちは、とどまるところを知らないかのように流れてくる涙を飲むのではなく、生ける命の水を飲むことになるのです。