2011年12月11日「戸をたたく神」渡辺敏雄牧師

聖書箇所:ヨハネの黙示録3章14~22節

説教要旨:
待降節は主が来るのを待つときですが、今日の箇所ではすでに主は来ています。
主は遠くに立って私たちが主へと来るのを待つのではなく、すでに私たちのところに来て戸をたたき、私たちが開けるのを待っておられるのです。
それなのに私たちは、なかなか戸を開けようとはいたしません。なぜなら戸をたたいている方が主であるとは信じないからです。主が「わたしは救い主である」と宣言しているにもかかわらず疑っているからです。
私たちがなかなか戸を開けないにもかかわらず、主は辛抱強く戸をたたき続けているのです。
私たちが戸をたたく方が主であると認め、信じ、戸を開けるのを待たれているのです。
主が私たちの拒絶にもかかわらず、なおも戸をたたき続けるのは一重に私たちを救おうとする主の愛からであります。
私たちを愛してやまない主の熱情があります。そんな主の熱情、愛に私たちが打たれるまで主はたたき続けるのです。そして私たちが主の熱き愛に気付き、戸を開け、主を迎え入れるとき、私たちに新しい命が注がれます。その命は主の愛に応える私たちの熱き愛を内に秘めた命です。
主の愛に私たちが燃やされるのです。