2012年01月22日「主イエスに忠実に」渡辺敏雄牧師

聖書箇所:ヘブライ人への手紙3章1~19節

説教要旨:
ヘブライ人への手紙3章5、6節では「モーセは神の家全体の中で忠実でしたが、キリストは御子として神の家を忠実に治められるのです」。と言われています。
モーセはあくまで人間であり、神によって建てられたイスラエルという家の中の一員であり、一員でありつつも、神の召しによりイスラエルをエジプトから導き出す役割を担い、神の意志に忠実に行動したのですが、イエスは神の御子として新しいイスラエル=新しい神の家である教会を、さらに教会に属するキリスト者を建て、その頭となって父なる神の意志に忠実にキリスト者を導くのです。モーセは神によって造られた者であり、イエスは教会と私たちを造った御方である点で大きな違いがあるのです。ゆえにイエスの方がモーセよりも大きな栄光を受けるにふだわしいのです。
そのキリストの栄光をキリスト者は新しい神の家の中の一員として受けていることを覚えたいと思います。
具体的にはキリストの栄光を私たちは聖霊を通して受けています。
新しいイスラエルに属する私たちは聖霊においてキリストを内に宿し、キリストによって内を治めていただくことでキリストに忠実な歩むができるようになるのです。
聖霊の内住がないと、私たちは荒野でのイスラエルの民のようになってしまうのです。