2012年10月07日「主はすべての罪を贖われる」渡辺敏雄牧師

聖書箇所:詩編130編

説教要旨:
詩人は深い淵の底に沈んでいるような絶望的状態に陥っています。それは何か大きな罪を詩人は犯したからであります。自分で罪を贖う力はありません。
自力でいかんともしがたい状態であります。深い淵から引き上げてくれる人は誰もいないのです。
しかし詩人には最後の救いの道が残っていました。それは神です。罪を贖い、赦してくれる神です。
その神を求めたのでした。
神はその求めに応え、助けくださいます。その神がイエス・キリストの十字架において現れたのです。
神は裁きだけの神ではなく、赦しの神であることが十字架において示されたのです。
もし神が裁きだけの神であるなら、私たちの未来はまことに暗いものであります。
私たちの未来は閉じたものとなるでしょう。なぜなら私たちは、犯した罪に対して死刑宣告を受けてもおかしくない者であるからです。しかし赦しの神が私たちを待っているなら、いや赦しの神が私たちのところへ、神の方からやってくるなら、私たちの未来は明るいものがあります。
罪の裁きをイエス・キリストが十字架ですべて引き受けてくださったことで、私たちはすべての罪贖われ、赦されて前へと、未来へと向かうことが赦されているからです。
この恵みを無駄にすることなく、私たちは前に向かって歩んでいきたい。