2013年02月03日「あなたがたは光の子」渡辺敏雄牧師

聖書箇所:テサロニケの信徒への手紙一、5章1~11節

説教要旨:
今日の箇所にはキリストの再臨のことが言われています。
再臨のことはイエスご自身が言われていることでもあり、確実に来るのですが、そのときがいつかは誰も分からないのです。いつ来るか分からないから目を覚ましていることが大切になります。
でも生理的にたえず目を覚ましていることは実際には無理です。
ですからこの箇所では、霊的に目を覚ましていることが言われているとみてよいと思います。
霊的に目を覚ましているとは、「主と共に生きる」(10節)ことと置き換えてもいいかと思います。
主と共に生きるとき、私たちは確実に光の子であります。なぜなら光であるキリストが私たちの内に住むからです。もしキリストと共に生きることができないなら、私たちは闇の子となってしまいます。
なぜなら光であるキリストを内に宿すことができず、私たちの心の内は闇のままであるからです。
私たちはキリストが内に住むことによって光の子とされますが、その光の子にも悪魔は襲ってきます。私たちを闇へと誘います。その悪魔の攻撃、誘惑に打ち勝つために私たちは「信仰と愛を胸当てとして着け、救いの希望を兜としてかぶる」(8節)ことが大切です。
信仰とはキリストへの信頼、愛とはキリストの愛、救いの希望とは御国の希望です。
これらのものをいつも身に着けて歩むことで、悪魔の攻撃や誘惑から私たちは守られるのです。
守られるだけでなく、光の子として内から光を発し輝き続けることができるのです。
世の光として機能していくのです。