2010年08月22日「神殿としてのキリスト」渡辺敏雄牧師

説教箇所:ヨハネによる福音書2章13~22節

説教要旨:
今日の箇所はいわゆる「宮清め」と呼ばれる物語です。
エルサレムにある神殿を主イエスは清められたのですが、当然清めるだけの理由がありました。
それは当時の神殿信仰に問題がありました。
ただ単に神殿を商売の家にしているからという理由だけでなく、神が住まう場、神と出会う場としての神殿が形骸化していたという
点にあります。主イエスの神殿を思う熱意が宮清めを行わせたのです。
そして主イエスは神殿の本来の意味を回復されようとされたのです。
そしてその回復はエルサレムの神殿にあるのではなく、主イエスご自身が神殿そのものであるという点にあります。
私たちは主イエスという神殿を通して、神と出会い、神の恵みを受けていくのです。
主イエスの体がエルサレムの神殿に代わる真の神殿であり、その主の体の具体的現れとしての教会であるのです。